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おいしさで話をしよう
今回の『おいしさで話をしよう』のプロフェッショナルは、バドミントンコーチの米倉加奈子(よねくら かなこ)さんです。現役を退き選手を育成する立場となった今、米倉さんを支えているのは現役時代に出会った2度の大きなターニングポイントなのだそうです。アスリートを支える力とはいったいどんなものなのか、身体のケアも含め、米倉さんにお話をお伺いしてきました。
コーチになられてから、どれくらい経たれましたか?
2008年の末に現役を引退したので、1年半くらいですね。
選手時代と今とを比べて、いかがですか?
女子シングルスのコーチを担当していますが、プレーヤーの時のほうが精神的に楽でした(笑)。技術面の指導、メンタルケアもすごく大切ですが、体調不良や怪我などの前兆となるサインを見逃したらいけません。
4人の選手を一度に指導する米倉さん。選手一人ひとりのサインを見逃さぬよう、集中力を高めます。
指導方法も選手一人ひとり違うのだとか。「1回聞いてできれば天才。10回くらい言ってできるのが普通ですから、何度も何度も繰り返し指導します」。
そんなことがわかるんですか!
わからなければいけないので、神経をつかいます。オリンピックを目指すアスリートたちなので、怪我をするのではないかと思う、ギリギリの所まで追い込む必要があります。時には、引っ張ってあげないといけなかったり、引いたほうが良かったり。駆け引きみたいなところがあって、選手一人ひとりの性格やプレイスタイルに合わせる必要があり、難しいですね。
大変な職業なんですね。聞いているだけで心が折れそうです。
大変だとは思いません。子育てと似ていて、励ましたり、叱ったり、こちらが手をかければかけた分だけ、伸びると実際に感じることができるので。ただし、結果重視の世界なので責任は重いです。何かを押し付けるのではなく、きちんと向き合い、話し合い、選手の持ち味を引き出すのが重要だと思っています。かまいすぎず、微妙なさじ加減で自然と良い方向にコントロールしていくことが課題であり、毎日が勉強ですね。
練習中もみなさん楽しそうでしたよね!もっとピリピリしているのかと思っていました。
ピリピリしている時もありますが、きつい練習を楽しくできたら最高だと思います。厳しい練習や、プレッシャーのかかった試合など、色々な場面でタフさが必要なので、どれだけ楽しむことができるかが大切なんです。以前、チームの雰囲気がいいねって言われた時は、嬉しかったですね。
選手をサポートする環境はメンタル面も重要なんですね。
私の選手時代には、2つターニングポイントがありました。アキレス腱断裂の怪我をしたときと、アジア大会で優勝したときです。怪我のときは、どれほどの多くの人たちに支えられ、バドミントンをしていたのかを実感しましたし、優勝したときは、こんな私でも一生懸命プレイすることで、見ず知らずの方に元気や勇気を与えられるんだという可能性に気づきました。
その気持ちわかります。
だから、ただ強いのではなく、人から応援される選手になろうねって選手たちには言っています。感謝の気持ちを持つことや、最後まであきらめない心を持つことなど、さまざまですが人間性のある選手になって欲しいと願っています。さらにバドミントンの世界だけでなく、他の世界でも通用できるようになって欲しいと考え、選手たちをサポートしています。
小学生からバドミントンを習い始め、早くよりその素質を開花させる。バドミントンの強豪校、常総学院高校からつくば国際大学へ進み、現在はナショナルチームのコーチとしてアスリートの育成に従事。現役時代、1998年に行なわれたアジア大会(バンコク)で優勝、史上2人目の快挙を達成し、一躍脚光を浴びる。シドニーオリンピック、アテネオリンピックと2度のオリンピックを経験。2008年をもって現役を引退し、2009年より現職。
水分を摂るタイミングなんて、今まで考えたことありませんでした。これからは早め、早めの水分補給を心がけます!『スピードアスリート』はあっさりした口当たりなので、スポーツ時の水分補給にもってこいですね!
体育館の中が涼しくてびっくりしました。
ここは特別です。空調設備がないところでも練習しますよ。
こんな暑い日はそれこそ地獄なんじゃないですか?
選手の中には、練習前と後とで比べてみると、体重が2㎏弱も落ちる人がいます。それだけ激しく、体内の水分が消耗している証拠です。水分をこまめに補給しないと脱水症状になっちゃいますから。
アスリートの方々の水分補給って、普通の人とは違うんでしょうか?
練習中は、大量に汗をかくのでより水分補給が必要です。一般の方でも、「喉が渇いたと感じたときにはもう遅い」と言われていて、渇いたから飲むのではなくて、意識してこまめに補給することが大事です。
私は、部活で激しい運動をしても先輩たちに水を飲ませて貰えない時代だったので、ついついまだ大丈夫って思ってしまうんですよ。
何十個も重ねたシャトルを手に、巧みにノックをあげる米倉さん。
公式試合で使用するシャトル。激しい試合のときには、1試合で1ダース(12個)以上使うこともあるのだとか。
練習中や試合中など、気になったことをすぐに書き留めておけるよう、メモ帳は必須。中には相手チームを分析した極秘情報も?!
同じ経験があります!根性の時代でしたよね。「水を飲むな!飲んだら精神的に強くなれない!」とか…。本当は逆で、運動機能が落ちるどころか、とても危険なことをしていましたね。練習の質を落とさないためにも、水分補給は重要。日本には成分も吸収力も抜群なスポーツドリンクがあるのですごくありがたいです。海外ではスポーツドリンクが手に入らない地域もあり、そんな時は現地で水と果汁100%のジュースを買い、持ってきたクエン酸を調合してドリンクをつくったこともありました。運動を始めて1時間くらいまでは水でもいいのですが、それ以上運動を続けるようであれば、汗で失われる成分や糖分の入ったスポーツドリンクを補給するほうがよいといわれています。
最近、水分補給は指導者の責任といわれるようになったそうですね。
普段あまり運動していない方の場合は、指導している方が充分気を配る必要があります。指導者がいない場合は自己責任ですから、運動するときはこまめな水分補給を心がけてください。
私も一人で運動するときは『スピードアスリート』をこまめに飲むことにします。「喉が渇いたと感じたときにはもう遅い」ですからね。
筋肉に当て炎症を抑えるアイシングアイテム。中には氷をいれるそう。練習後の体のケアも大事なこと。
バックナンバー
VOL.08 9月号 スピードアスリート 「トップアスリートの指導者・米倉加奈子さん」
VOL.07 8月号 燕龍茶レベルケア 「ウォーキングインストラクター・君塚正道さん」
VOL.06 7月号 復刻堂 ヒーローズ缶 「特撮ヒーローの制作者・猪狩友宏さん、田嶋秀樹さん」
VOL.05 6月号 ミウ 「自然風景写真家・深山治さん」
VOL.04 5月号 葉の茶 「畳職人・植田昇さん」
VOL.03 4月号 デミタスコーヒー 「模型師・芳賀一洋さん」
VOL.02 3月号 復刻堂 コーヒー 「紙芝居師・ヤッサン一座の皆さん」
VOL.01 2月号 ダイドーブレンドコーヒー 「宮大工・小川三夫さん」
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