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病院初!『女性ヘルスケア応援自販機』の設置で女性スタッフの働きやすい職場作りをサポート!~医療法人社団尽誠会 野村病院~

2024/03/21

 

女性ヘルスケア応援自販機とは

女性特有のヘルスケア課題である"生理"のお悩みに着目し

生理用ナプキンが購入できる自動販売機を企画しました。

飲料と生理用ナプキンの併売は業界として初めての取り組みです。

利便性の一環としてももちろん、女性活躍推進の取り組みとしても展開を進めております。

取り扱い商品:Natura Moon(ナチュラムーン)

販売元:株式会社G-Place様

女性ヘルスケア応援自販機の特集ページはこちら

 

 

導入の経緯・決め手

―「女性ヘルスケア応援自販機」導入経緯をお聞かせください。 

医療法人社団尽誠会 野村病院(以下、当院)では「医療従事者から選ばれる病院になる」ことをビジョンとして掲げているため、安心して勤務できる働きやすい病院作りのために生理用品のサービスを探したのがきっかけです。 

当院はスタッフの約80%が女性で、富山県下の医療法人及び医療機関として初となる「とやま女性活躍企業」として認定されるなど、女性活躍推進に注力しております。 

女性特有の健康課題に対して病院全体で向き合っていこうと考えた中で、その一つとして月経があげられました。サービスを探す中で『女性ヘルスケア応援自販機』のことを知りました。 

 

 

―様々なサービスがある中で、なぜ自動販売機にされたのですか? 

公共施設に設置してある生理用ナプキンのサービスや生理用品メーカーを調べてサービスについて問い合わせました。しかし、オペレーションなどの問題で設置は難しいといった回答で、なかなか課題解決ができませんでした。そんな中、DyDoさんの『女性ヘルスケア応援自販機』に関するプレスリリースを拝見し、相談させていただきました。  

最初に『女性ヘルスケア応援自販機』について知ったときは、素直に嬉しかったです!実は以前から飲料やマスクの自動販売機の中に生理用品を一緒に販売できないかと話していたのですが、実現できる業者はいませんでした。まさに探していたサービスだという印象でした。 

 

ー導入の決め手は? 

自動販売機で生理用ナプキンが販売できるという機能性はもちろんのこと、女性活躍推進を目的に展開されているという姿勢に共感しました。 

よくある生理用品のサービスは女性の貧困課題に関する内容がメインで、女性活躍推進や職場環境改善にフォーカスしたサービスが少なかったのです。 

『女性ヘルスケア応援自販機』は女性活躍を推進したいという私たちの想いと一致しましたので「是非導入したい!」という熱い想いで問い合わせをさせていただきました。 

 

 

導入の感想

―具体的にどのような点に満足いただけていますか? 

『女性ヘルスケア応援自販機』を導入したことで時間に関係なく生理用ナプキンをいつでも購入できるため、女性が働きやすい職場作りにも繋がり満足しています。職員からも好評で、導入の効果が出ていると実感しています。

福利厚生の充実によってさらに働きやすい病院となり、まさに当院がビジョンとして掲げる「医療従事者から選ばれる病院」により近づいたと感謝しております。 

 

導入して解決されたことはありますか? 

急な生理のときに「誰かに借りないといけない」という不安な気持ちが解消されたようです。周期が不規則であるといつ生理になるか予測しづらく、仕事中に突然生理が始まってしまい、特に夜勤中だと生理用品の持ち合わせがなく困ってしまう可能性があります。

実際に予期せぬ生理によって生理用品が手元にないということが頻繁に起こっていたようです。スタッフ同士の貸し借りでしのいでおりましたが『女性ヘルスケア応援自販機』の導入で必要なときに生理用ナプキンを購入できる環境を整えることができました。 

 

ー導入において工夫されたことはありますか? 

設置場所は悩みましたが、自動販売機では生理用ナプキンだけでなく、飲料とお菓子も一緒に販売しているため「いかにも生理用品を販売している」という感じがなくて空間に馴染んでいます。

自動販売機だと自然と職員の目に入るため「女性が困っていることを解決していこう」という法人の意志は職員に伝わっていると感じます。

 

 

ご利用者様の感想

―職員の皆様から感想はありましたか? 

院内の売店で生理用ナプキンを販売していないので、職員からは「急遽必要になった時に自動販売機で購入できて助かった。」という声がありました。 

また「今までは衣類を汚していないかを気にしながら、生理用ナプキンを持っている人を探し回る必要があったが、院内で購入できるようになったことが嬉しい。」など、いざという時に購入できることが喜ばれているようです。 

 

―お役に立てており、こちらも嬉しいです。 

今回『女性ヘルスケア応援自販機』を導入したことで、改めて「女性ヘルスケアに関する質問を男性からでも聞きやすい環境になっている」と感じました。 

デリケートな話題なので「女性の健康課題について男性の私から聞いてもいいのかな?」と少し不安だったんですよ(笑)でも、職員の皆はためらうことなく答えてくれました。

 

ここ数年、女性活躍推進について様々な取り組みをしてきました。元々は法人本部主体で進めていましたが、今は職員の女性メンバー側から意見を出してもらい、休憩スペースを作るなど職員を巻き込んだ取り組みにも発展しています。
女性が働きやすい職場にするためにできることは「とりあえずやってみよう」という気持ちで取り組んできました。

今まで女性活躍推進や職場環境改善に取り組んできたことに対して職員が向き合ってくれていることを改めて感じて嬉しかったです…!

今後も女性がいきいき働ける福利厚生を進めていきたいと思います。 

 

 

おすすめポイント

ー他の企業におすすめしたいポイントはありますか? 

職場環境改善に繋がる点がおすすめです。『女性ヘルスケア応援自販機』は「ここで働き続けたい」と思ってもらうための重要なツールだと思います。 

労働人口が減少している昨今において、働き手の確保は重要な課題であり、働きやすい職場作りが求められます。医療機関は専門職の集まりであり、いつでも職場を変えることができます。
そのような状況の中で、専門職の方に「ここで働き続けたい」と思ってもらうために『女性ヘルスケア応援自販機』が大きな役割を果たすと思います。 

 

今回の『女性ヘルスケア応援自販機』の導入のように、これからも医療法人社団尽誠会 野村病院ではダイバーシティとインクルージョン(D&I)を推進し、多様なスタッフの誰もが輝き、活躍できる働きやすい職場作りをめざしていきます。 

 

野村病院 様

取材にご協力いただき、ありがとうございました。

 

 

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お客様プロフィール

医療法人社団尽誠会 野村病院 様

当院は1967年に開院した医療必要度の高い患者様の治療に特化した慢性期病院です。
1階は外来、2階から3階は200床の医療療養病床からなる野村病院、4階は100床の介護医療院尽誠会となっています。

施設全体は、北欧の建築を原風景に、全館床暖房・全室個室という特徴を持ち、庭園には花壇、菜園や小川が流れ、まさに北陸の豊かな自然と充実した設備が融合した開放感ある綺麗な建物となっています。

開院して半世紀以上が過ぎた現在、「病院・施設はこうあるべき」という固定観念は捨てて、新時代にふさわしい病院・施設になるために「地域・医療従事者から選ばれる病院」づくりを進めています。

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