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自動販売機の設置を検討されている方必見!自販機設置の流れやかかる費用は?契約条件や注意点などを飲料メーカーが徹底解説!

2023/07/10

目次

自動販売機を設置するには何が必要? 

  自動販売機を設置するための事前準備 
  自動販売機の設置にかかる費用 
  自動販売機の運営会社 
  自動販売機設置の契約内容・利益 

自動販売機 設置の流れ  

  自販機運営会社を探す・問合せ 
  各社の提案内容を比較検討し、業者を選定 
  契約書締結・設置までの準備 
  設置立会い・設置完了 

自動販売機を設置するメリット・デメリット 

  自動販売機 設置のメリット 
  自動販売機 設置のデメリット 

4 まとめ 

 

「自動販売機の設置を考えているけど、何から始めたらいいか分からない」
「自動販売機を設置するのに費用はかかるの?」

このような疑問を持たれている方向けに、ダイドードリンコ社員が自動販売機の設置についてご説明いたします! 

この記事では自動販売機を設置するうえで必要な情報や設置の流れ、メリットとデメリット、収益性などを解説していきます。 

 

身近にある自動販売機ですが、いざ設置を考えると分からないことも多いですよね。自動販売機 ダイドードリンコでは、自動販売機の設置概要をお伝えする資料から商品カタログ・サービスのご紹介など幅広い資料をご用意しています。今後の導入に向けて、自販機設置の手順や事例などを知っておきたい方は、ぜひダウンロードしてください。

 

自動販売機を設置するには何が必要? 

そもそも自動販売機を設置するには何を用意すれば良いのでしょうか? 
実は、自動販売機の設置に必要なのは場所と電源のみです!
初期費用もかかりません! 

 

※ダイドードリンコの場合です。業者によって契約やサービスは異なりますのでご了承ください。 

 

「無料で設置出来るって、何か裏があるの?」と思われるかもしれませんが、もちろん新規設置には下記のような条件があります。

 

・十分なスペースがあること
・電源があること
・ある程度販売が見込める先であること
・私有地であること etc


1-1で詳しくご説明いたしますので、ご安心ください。 

 

1-1 自動販売機を設置するための事前準備

まずは現状と設置の目的について情報を整理しましょう。 
業者を探す際に大切な軸になります。大まかでいいので一緒に考えていきましょう。 

 

【状況の整理(条件すり合わせ)】 
・スペースはどれくらいあるか? (1m四方あるかどうか) 
・電源はあるか? (ない場合、電源工事の可否) 
・それなりに利用が見込める場所か? 
・設置検討場所は私有地か?
・近くに自動販売機はないか? (同じ空間に何台も密集すると1台当たりの販売が減少)  

 

【目的の整理】 
・誰のために設置したいのか? (従業員・施設利用者・近隣の方など) 
・何のために設置したいのか? (福利厚生・熱中症対策・BCP対策など) 
・自動販売機の機種・販売したい商品・メーカーは? (飲料のみ・軽食付きなど) 
・これは外せない!という条件は? (商品の種類・商品の価格・利益など) 

 

情報がまとまりましたら、実際にその条件が叶うかどうか、業者に相談しましょう。
業者選定からお問合せまでは、2-1、2-2をご覧ください。
その際に、いくつか注意すべき点がありますので、下記記載させていただきます。 

 

【情報整理の際に、注意すべき点】※ダイドードリンコの場合 

 Point 1  新規設置には販売見込み本数のガイドラインがあります! 

設置には「場所と電源のみ必要」と記載しましたが、どこにでも設置が可能という訳ではなく、販売見込み本数のガイドラインを設けさせていただいております。理由としては、昨今の人手不足で、あまりに利用されない自動販売機は在庫管理が難しく、賞味期限切れや売切れなどお客様にご迷惑をおかけしないためです。また、あまりに販売が少ないと利益よりも電気代のほうが高くなるため、お客様が損をする可能性もあります。 

新規設置における具体的な本数ガイドラインについては、地域や設置期間・ロケーションによって基準が異なる場合がございますので、お気軽にお問い合わせください。

ちなみに弊社では様々な種類の自動販売機を展開しておりますが、「飲料販売・ルーレット機能」以外のサービス(軽食併売や防災など)は、販売見込み本数に応じてオプションとしてご提案させていただく形です。場合によってはご希望の機種を設置出来ない場合もあるのでご了承ください。 

 

 Point 2  DyDoは飲料と一部軽食・物品のみ取り扱い可能です! 

最近は冷凍食品の自動販売機が人気ですが、飲料メーカーは冷凍自販機は取り扱っておりません。軽食については、弊社ではコラボレーション自販機という機種で取り扱っており、一部エリアで展開しております。ただし、販売出来る商品は決まっているため、決められた商品以外(自社飲料・食品・物品など)のセットは難しいことをご了承ください。 

※参考:おすすめ特集ページ(コラボレーション自販機)

 

 Point 3  DyDoはフルオペレーションのみ対応可能です! 

昔は設置先様(酒屋さんやタバコ屋さんなど)が自動販売機の商品を補充する「レギュラー対応」が一般的でしたが、現在は飲料メーカーやオペレーターが商品の補充から金銭管理までを一貫して行う「フルオペレーション」が主流です。ダイドードリンコも自動販売機を新規で設置いただく際は「フルオペレーション」のみ対応しております。 

 

1-2 自動販売機の設置にかかる費用

先ほど記載した「フルオペレーション」で自動販売機を設置する際は、基本的には設置費用は0円で、設置後の電気代のみご負担いただきます。 

消費電力が500kWhの場合、1ヶ月の電気代は「2,000円前後」(2022年時点)が目安でしたが
1ヶ月の電気代は設置先様と電気会社とのご契約内容・その時々の電気料金によって変動します

 

ただし、新たに自動販売機を設置するには販売見込み本数のガイドラインをクリアする必要があります。
下記、設置ガイドライン自動販売機のオプションについてご説明いたします。

 

設置ガイドラインについて

各社で設置ガイドラインの基準は異なりますが、ダイドードリンコでは新規設置の際は「月間での販売見込み本数」をガイドラインとして設けさせていただいております。「今まで自動販売機を設置したことないし、月に何本くらい飲料が販売出来るかなんて分からない」と思われるでしょう。その場合は、現地の担当者で場所の確認をさせていただきますので、お気軽にお問い合わせください。業者によってガイドラインは異なりますので、1社で断られたとしても他の企業であれば設置出来るパターンも考えられます。いくつか業者を比較検討すると良いでしょう。 
※地域や設置期間・ロケーションによって基準が異なる場合もございます。 

 

オプション費用について

初期費用に関して、お菓子付きや防災など追加機能をつけた場合も費用はかからないの?」というご質問もよくいただきます。追加オプションを付ける場合でも、お客様にご負担いただく初期費用はゼロです。電子マネーを付ける際も、顔認証システムも導入する際も無償です!しかし、特殊な自動販売機を利用したり、部材(電子マネーや顔認証タブレットなど)が必要になる場合は、販売見込み本数のガイドラインが通常の自動販売機よりも高くなります。オプションの内容によって異なりますので、こちらに関してもまずはお問い合わせください。 

 

 

1ー3 自動販売機の運営会社

先ほどから「業者」と記載しましたが、自動販売機の設置に関わる業者は、大きく分けて飲料メーカー・総合オペレーターの2パターンがあります。 

 

①飲料メーカー
ひとつは飲料メーカーが自動販売機の展開をしているパターンです。自動販売機にメーカーロゴがデザインされているため「〇〇社が展開している自動販売機なんだな」と一目で見て分かります。基本的には自社商品を取り扱う自動販売機ですが、最近では自社商品だけでなく他社商品も販売可能な『メーカー機』が増えています。「この飲料メーカー・商品が好き」という場合は「ダイドードリンコ」などとその会社名を検索すると良いですが、実は飲料メーカー各社、創意工夫を凝らして様々な自動販売機を企画・展開しています。社名で絞ることなく「自動販売機 〇〇」(おしゃべり・募金など)と広く検索してみるのも新しい発見に繋がって面白いです。自動販売機を通じて取り組みたいことがある場合は、是非インターネットで検索してみてください。皆さんのニーズに合った自動販売機を見つけることが出来るかもしれません。

 

ロケーションや用途に応じて様々な自動販売機を展開しております! 

 

②総合オペレーター
もうひとつは総合オペレーターがお客様に最適な自動販売機を提案するパターンです。総合オペレーターは複数の飲料メーカーの商品を取り扱うため「メーカーに限らず幅広い商品を販売したい!」という方におすすめです。自動販売機の種類としては『メーカー機』『ミックス機』『紙コップ自販機』などが選択可能です。『メーカー機』が特定の飲料ブランドを取り扱うのに対して『ミックス機』は自動販売機1台の中で複数の飲料ブランドが販売可能です。 

 

1-1で整理した情報をもとに、ニーズに合った業者を探し、相談しましょう。業者選定からお問合せまでは、2-1、2-2をご覧ください。 

 

 

1-4 自動販売機設置の契約内容・利益 

自動販売機を設置する際に事前にご相談させていただく内容は以下の3点です。 
 

・販売手数料率 
・商品の販売価格 
・自動販売機の機種 
 

先ほど記載した通り、自動販売機の設置にかかる費用は電気代のみの場合が多く、自動販売機自体の費用や設置作業代はかかりませんので、毎月の販売手数料から電気代を差し引いた金額が設置先様の利益になります。 

例えば、販売手数料率が売上の20%の場合、月間売上が50,000円であれば50,000円×0.2= 10,000円の販売手数料になります。

この金額から電気代を差し引いた額が利益額です。 電気代に関しては、自動販売機の省エネ化が進んだ影響もあり、2022年までは月2,000円ほどとお伝えしておりました。しかし2023年以降、電気代の高騰によって値上げしております。利益を確保するためにも販売見込み本数を業者に確認し、販売が見込める場所への設置をめざしましょう。 

※関連記事:コラム|自動販売機の電気代はどれくらい?節電には何をすればいいの?自販機の省エネ機能を徹底解説!(企業事例あり) 

 

 

販売手数料率・商品の販売価格について

販売手数料の率は場合によって異なります。設置場所の販売見込み本数や販売価格に応じて業者側から見積を提示します。条件は業者によって異なり、売上金額の〇〇%、もしくは販売本数×〇〇円などのパターンがあります。 

設置先様では、利益重視なのか価格重視(低価格での販売が希望)なのか優先順位を業者にお伝えください。商品の販売価格を定価より下げると、販売手数料率は低くなります。例えば、福利厚生として販売価格を安く希望される企業様では「利益はいらないから価格に還元してほしい」と仰る場合もよくあります。 

 

自動販売機の機種について

自動販売機の機種は業者で設置場所を確認し、最適な機種をご提案いたします。ひとえに自動販売機といっても、飲料のみを扱う自動販売機・売り上げの一部が募金に繋がる自動販売機・災害時に活用できる自動販売機など様々な種類があります。
本サイトでも、自動販売機の機能・サービルについてまとめているページがありますので、一度ご覧ください!

※参考:自販機機能・サービスの種類

 

 

 

自動販売機 設置の流れ  

 

 

続いて、自動販売機を設置する際の流れについてご説明いたします。 
 

1 自販機運営会社を探す・問合せ 
2 各社の提案内容を比較検討し、業者を選定 
3 契約書締結・設置までの準備 
4 設置立会い・設置完了 
 

以下、順番に詳しくご説明します。 

 

 

2-1 自販機運営会社を探す・問合せ 

事前に整理した内容をもとに、自動販売機の運営会社を探します。「自動販売機 設置」などで検索すると、いくつか飲料メーカーや総合オペレーターが出てきます。1-2で記載したように、自動販売機の設置に携わる業者は何社もありますので、目的にあった自動販売機を提供している業者を探しましょう。各社のホームページを見て、提供しているサービス・導入事例などを確認するのも良いでしょう。 

参考:設置・取り組み事例ページ 

 

お問い合わせをされる際は、何社かに問い合わせるも良し、気になる1社に問い合わせるも良し!会社によって設置のガイドラインも異なりますので、まずは1社問い合わせをしてみて、窓口の方に「初めて設置を検討しているのですが」とお伝えいただければと思います。 

お問い合わせは各社のホームページに問合せフォームからのご連絡をおすすめします。各社の担当者から折り返し連絡が入ります。(弊社の場合、新規設置のお問い合わせを専門に対応するチームがありますので初めての方でも安心してお問い合わせいただけます!)業者側がより良いご提案が出来るよう、設置をご検討されている所在地を記載いただけるとスムーズです。 

 

入力フォーム例

 

 

2-2 各社の提案内容を比較検討し、業者を選定 

業者から連絡が入ったら、まずはご希望の場所が設置可能な場所かどうかの判断を仰ぎましょう。安全面で設置基準を満たさない、ルート車両が駐車出来ない、販売見込み本数が基準に達していないなどの理由で設置が出来ない場合もございます。問題なく設置が可能な場合、業者から提案・見積提示をしてもらいます。業者によって提案条件も変わりますので、複数社にお問い合わせをされる場合は、各業者から自社に合った最適な業者を1社選びます。 


【この時点での確認事項】
・商品ラインアップや機種・想定される電気代
・フォロー体制(補充頻度・緊急時の対応)
・売上明細がどのような形で届くか(ハガキでの郵送か、Webでの確認か)

 

検討段階の注意点としては、販売価格や販売手数料以外のオプションに関する希望を事前に伝えておくことです。例えば電子マネーを希望する場合、業者側で事前に採算の確認や電子マネー部材の発注が必要なため、契約締結後に後付けすることは難しいのが現状です。設置後に後悔しないように事前に「なぜ・どのような自動販売機を設置したいのか」について情報を整理しておきましょう。

 

 

 

2-3 契約書締結・設置までの準備 

契約する業者が決まれば、業者の担当者に連絡して契約手続きに移ります。契約書を受け取り、提案内容と相違がないか、契約期間や締め日など問題ないか確認しましょう。 
あわせて設置日時の調整をします。設置作業の際に、車両搬入口・搬入経路の指定や通行許可書の申請などが必要な場合は事前にお伝えください。 

 

 

2-4 設置立会い・設置完了 

ついに設置日当日です。自動販売機を乗せたトラックが設置場所に到着すると、何とも言えないワクワクした気持ちになります!
設置作業には、自動販売機の設置業者・自動販売機の運営業者の営業担当者・飲料補充を担当するルート担当者などが立ち合います。作業の内容としては、自動販売機の移動・固定・設定・商品補充などの作業を行います。時間は設置場所にもよりますが、30分~1時間程度で完了します。補充した飲料が設定した温度になれば販売可能です! 

 

 

 

 

自動販売機を設置するメリット・デメリット

ここまで自動販売機を設置するための準備や流れについてご説明させていただきました。
改めて、自動販売機を設置することによるメリット・デメリットを見ていきましょう。 

 

自動販売機 設置のメリット  
自動販売機を設置するメリットとして、ロケーションごとに様々な点が挙げられます。 

 

【個人での契約や路面での設置の場合】
メリットとして利便性向上・利益獲得が挙げられます。今まで自動販売機を設置していない場所であれば、手の届く範囲で気軽に飲料が買える環境が作れて、便利に感じていただけるでしょう。増設の場合でも選べる飲料の種類が増えることで利用者様に喜んでいただけます。需要が多い場所に自動販売機を設置出来れば、安定した販売手数料が見込めます。また、路面での設置の場合は防犯にも繋がります。

 

【企業や学校での設置の場合】 
限られた休憩時間の中で飲料購入が出来るため福利厚生の充実に繋がります。また設置する機種にもよりますが、企業では生産性向上や業務効率化・費用削減にも貢献出来ます。例えば『災害対応自動販売機』は今まで企業で準備していた防災備品を自動販売機で代用出来るため、備蓄水の賞味期限の必要が無くなり、管理業務・保管場所の見直しのきっかけになるでしょう。BCP対策・SDGs取り組みなど、会社として進めていきたい内容を費用をかけずに実現出来るのは大きなメリットです。 

 

個人的に導入メリットとしておすすめしたいのは『募金型自動販売機』です。『募金型自動販売機』とは、飲料の売り上げの一部が指定の団体に寄付され、活動予算に充てられる自動販売機です。寄付先として、お住まいの地域の取り組みや子ども食堂・緑化推進など様々です。

自動販売機を設置するだけ、ただ飲料を買うだけで社会貢献に繋がるので、自動販売機の設置をご検討の際は、是非候補の1つに入れてみてください。

※参考:募金型自動販売機の設置事例

 

 

自動販売機 設置のデメリット 
自動販売機を設置するデメリットとしては、環境面・安全面などが挙げられます。正しく対策をすれば大きなトラブルには繋がりにくいので、事前に参考情報としてご理解ください。考えられる事例と対策を記載させていただきます。 

 

 

トラブルがあれば業者にすぐ対応してもらえるように、設置の際に緊急時の連絡先を確認しておきましょう。有事の際に迅速な対応してもらうためにも、信頼出来る業者選定が大事です。

 

 

4 まとめ 

本記事では、自動販売機を設置する際の事前準備・設置の流れ・メリットデメリットについてご説明いたしました。

初めて自動販売機の設置するときは「何から始めたらいいか分からない…」と不安に思われるかもしれませんが、設置の目的を事前に整理することでスムーズに進めることが出来ます。情報を整理したら、あとは業者と相談の上で最適な選択をしてください!
注意いただきたい点は、設置スペースや近隣環境によっては設置が出来ないロケーションもあることです。なかなか判断がつきにくいと思いますので、このあたりもまずはお問い合わせのうえ、業者にお任せください!自動販売機について調べる過程もワクワクした気持ちで楽しんでいただけると幸いです。

 

ご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください!ご連絡、お待ちしております♪

 

 

この記事を書いた人

ダイドードリンコ株式会社 平尾

新卒入社後、自動販売機の新規営業を4年半経験し、

現在は設置事例インタビューや関連記事の執筆を担当しています。

本記事がDyDoのユニークな自動販売機を知っていただくきっかけになれば嬉しいです!

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