企業が女性ヘルスケア課題に取り組む意義と導入事例を徹底解説!

2026.02.02

  • 企業向け
  • 職場環境
  • 女性活躍推進
1
昨今「女性活躍推進」という言葉をよく耳にしますよね。
そこには、政府が女性活躍推進を国の重要政策として掲げており、世界水準に追い付かないといけないという背景があります。
 
では実際に、日本の企業における女性活躍推進はなぜ注目されているのか、女性ヘルスケアという観点から見ていきましょう。
 
日本では、労働力人口に占める女性の割合が年々増加しています。令和6年現在では45.4%が女性であり、女性の社会進出が進んでいます。
このため、企業は女性従業員の健康を支援することが重要となっています。
女性の働き方が多様化し、キャリアを継続しながら家庭や育児と両立することが求められています。
参照:https://www.mhlw.go.jp/content/11901000/001572307.pdf
 
ダイバーシティ(多様性)とインクルージョン(包括)という観点からも女性のヘルスケア課題について注目されています。
女性と男性では異なる健康ニーズを持っており、生理や妊娠、更年期などの女性特有のヘルスケア課題があります。
女性の健康問題に対する理解と対応が進むことで、より包括的で公平な職場環境を作ることが実現します。
 
企業が女性特有のヘルスケア課題に取り組むことで、女性が健康的に働けるようになるため高いパフォーマンスに繋がります。
女性特有のヘルスケア課題は、メンタルヘルスにも大きく関係するため、ストレスや不安が軽減され、集中力や創造性が高まります。
 
国連の持続可能な開発目標(SDGs)の中には、ジェンダー平等や健康と福祉の向上が含まれています。
企業が女性のヘルスケア課題に取り組むことは、これらの目標を達成するための重要なステップです。
SDGsに積極的に取り組む企業は、社会的責任を果たしていると対外的に評価されるため、ブランドイメージの向上にも繋がります。
 
続いて、企業が女性ヘルスケア課題に取り組むことのメリットについてご説明します。
 
男女問わず女性ヘルスケア課題についての理解促進は極めて重要な要素です。
正しい知識を広めることで、女性特有の健康問題に対する偏見や誤解が生まれにくくなり、サポート体制の充実にも繋がります。
企業が女性ヘルスケア課題に取り組む意義の1つに、「女性ヘルスケア課題を女性だけの問題にしないこと」があります。 上司や同僚を含め、職場全体で女性ヘルスケア課題についての正しい知識を共有することで、適切な声かけや配慮が自然に行われるようになり、結果として、互いに理解し支え合える職場環境の土台が整います。
 
女性従業員が健康に関するサポートを受けられる環境が整うことで、職場への満足度が高まり、定着率も向上します。
特に、月経や更年期などの健康課題に対する理解と支援がある職場は、女性従業員にとって安心感のある働きやすい環境となります。
 
女性特有のヘルスケア課題に対する支援をおこなうことで、従業員の健康状態の改善にも繋がり、欠勤や休職が減少します。
これにより労働生産性が向上し、企業の業績にもプラスの影響を与えることになります。
 
女性のヘルスケア課題に取り組むことは、社会的責任がある企業として評価もされます。
女性の健康支援は、ジェンダー平等の実現に向けて必要な1つの要素です。
企業が女性の健康に配慮することで、職場でのジェンダー平等を推進することができますし、従業員全体の福祉が向上することになります。
 
では、企業がおこなっている女性ヘルスケア課題に対する支援にはどのようなものがあるのか具体例を見てみましょう!
 
女性のヘルスケア課題について意識教育を行うことで、企業全体のヘルスリテラシーが高まるため、
女性自身のセルフケア、周囲への理解促進に繋がり、結果として社員のパフォーマンスの向上が期待できます。

―健康講座・研修・eラーニング
女性の健康に関する知識を深めるためのセミナーやウェビナーを定期的に開催します。
月経、PMS、更年期、不妊治療などのテーマを取り上げることで、社員全体の女性のヘルスリテラシーを高めることができます。
 

―社内啓発活動
女性のヘルスケア課題について社内報などを通じて周知することは、理解促進へ繋がります。
また、生理用品を販売することができる自動販売機の設置など、視覚的にヘルスケア課題に取り組むことの重要さを認識してもらうこともできます。
―相談窓口
女性従業員が、社員には言いづらいようなことでも気軽に相談できるよう、窓口を作ります。
産業医や婦人科医、カウンセラーなどの専門家と連携し、適切なアドバイスやサポートを提供します。

―アプリ導入
日々の健康状態を記録・管理できるようなアプリを提供することは、女性従業員にとっての安心感や満足度の向上に貢献します。
企業がこうしたデジタルヘルスツールを導入することで、女性従業員が安心して働ける環境を整えることができます。


―健診サポート
企業が定期的に婦人科健診を実施し、乳がんや子宮頸がんなどの早期発見を促進します。
また昨今ではオンライン診療を取り入れる企業もあり、女性従業員が生理痛や更年期障害などの相談を気軽にできる環境を整えることができます。
これらを導入することで通院の手間を省き、万が一の場合でも早期の対応が可能になります。
 
職場に生理用ナプキンの準備があることで、コンビニに買いに出向いたり、従業員同士で貸し借りをする必要がなく安心して働くことができます。
準備に方法について具体的な例をご紹介します!

―配布
総務部門で生理用ナプキンを購入し、従業員が必要な際に提供するという方法があります。
すぐに始められる方法である一方で、管理の手間や、人がいない際にもらえない、
担当に申し出ることに抵抗を持つ人もいる、などデメリットも挙げられます。

―防災備蓄
生理用ナプキンを、備蓄食や防災用品と一緒に準備をしておくという方法もあります。
災害時に生理用ナプキンの配布方法や配布する数などについて男性の生理への理解不足が問題となった事例もあります。
いざという時に備え、事前に準備しておくことが重要です。


―自動販売機の設置
生理用ナプキンをいつでも購入できるよう、自動販売機を設置することも生理用ナプキンを準備する方法の1つです。
24時間非対面で必要な際に必要なぶんだけ手に入るので、利用者の心理的ハードルが低い点がメリットとして挙げられます。

 
本章では、DyDoがお手伝いできる女性ヘルスケア課題への支援策についてご紹介します!
 
女性ヘルスケア応援自販機とは、飲料と一緒に生理用品を販売できるDyDo独自の自動販売機です。
 
女性ヘルスケア応援自販機
女性ヘルスケア応援自販機の展開台数は、2026年3月時点で全国で270台を超えています。
企業や学校、病院、ホテルなど設置場所は様々です。
今回は実際に女性ヘルスケア応援自販機の導入事例をご紹介します!

-企業への導入事例
関西テレビ放送株式会社 様(2024年設置)
女性ヘルスケア応援自販機を入れて本当に助かっています。
現場が24時間動いていて、夜中や明け方は外に出にくいんですが、急に生理が来てもすぐ買えるので「安心できる」と声が多いです。
お菓子や軽食と一緒に並んでいて買いやすく、必要な時に誰でもすぐ使える環境が整い、導入して良かったと感じています。

―学校への導入事例
修文大学 様(2023年設置)
元々医務室で生理用ナプキンを配布していたのですが、学生さんにあまり知られていなかったり、
看護師が不在で医務室が閉まっていると利用してもらえなかったりという問題がありました。
そこで導入したのがDyDoさんの女性ヘルスケア応援自販機です。
学校自体が閉まった後でも、かつ非対面で購入できるので、受け取りに抵抗がある学生さんでもいつでも気軽に買ってもらえる点がとてもいいなと思っています。
多岐に渡る女性のヘルスケア課題を企業が取り組むことは、従業員の健康と働きやすさを向上させるために非常に重要です。
様々な取り組みを通じて、企業は女性従業員の健康を支援し、働きやすい環境を提供することができます。結果として、従業員のパフォーマンス向上やエンゲージメントの向上が期待できるでしょう。企業が積極的に女性のヘルスケア課題に取り組むことで、より健全で生産的な職場環境を実現することができます。
 

この記事を書いた人

ダイドードリンコ株式会社 大植(女性の健康経営推進員)

中途入社後、自動販売機の新規営業に携わっています。
女性活躍検定、日本フェムテック協会認定資格2級取得済み。
女性の健康やダイバーシティに関するセミナーも開催しております!