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会社の備蓄、今のままで大丈夫!?企業防災・防災備蓄品を見直す際のポイントを徹底解説!

2023/07/19

目次 

企業防災とは 

2 企業が出来る災害対策の強化  

  ①企業防災の取り組み例
  ②対策を見直すとしたら

3 防災備蓄品・飲料水を見直すポイント 

  ①準備すべき内容を知る
  ②現状の把握
  ③改善出来る点がないか見直す

4 ダイドーから防災備蓄のご提案 

  ①災害救援自動販売機とは(種類と使い方)
  ②導入・使用事例
  ③外部業者に委託するメリット 

5 定期的に見直すことが大事

6まとめ 

 

近年、自然災害が増えている中、企業での防災対策は今まで以上に重要な課題になってきました。

地震や洪水などの自然災害によって被害を受けた拠点が復旧に時間を要することを防ぎ、事業継続性を確保するためには災害対策が欠かせません。

また、災害時には地域住民や社会に対する貢献度も求められるため、企業にとっては災害対策が社会的責任を果たすことにもつながります。 

 

9月1日は防災の日。年に1度、現状を見直す良いきっかけです。ほとんどの企業がすでに災害対策をされているとは思いますが、災害が増えている今、改めて対策を見直してみませんか? 

 

本記事では企業での災害対策の重要性、そして具体的に災害対策を見直す際にどのような点に注目すべきかについて、事例を交えて解説いたします。

 

 

企業防災とは 

企業防災とは、企業が災害に備えるために行なう取り組みのことを指します。大きく分けて「防災」と「事業継続」の2つに分けられます。 

 

 

「防災」について

企業が従業員や顧客の安全を第一に守るために取り組む必要があります。また、地域社会の一員として被害の軽減及び災害復旧・復興に貢献することが求められます。防災備蓄の準備・防災訓練・施設管理などが具体的な取り組みとして挙げられます。  

「事業継続」について

被害を受けても重要な業務が中断しないこと、中断しても短い期間で再開することが求められます。「事業継続計画(BCP:Business Continuity Plan)」の策定やマニュアル作成などが具体的な取り組みとして挙げられます。 
 

今回は「災害対策」の視点から、企業として出来ることを見ていきたいと思います。 

 

 

企業が出来る災害対策の強化 

①企業防災の取り組み例 

企業が「災害対策」として出来ることの例として、以下の内容があります。 
 

【ルール関連】 

・災害時の対応マニュアルの策定・周知 
・災害時に社員が出勤出来ない際のルール周知 
・緊急連絡先の確立 
・防災訓練の実施、防災備蓄の周知 

【備品関連】 

・防災備蓄品の準備・管理 
・施設の耐震補強 

 

②対策を見直すとしたら 

これらの対策は、すでにどの企業様もしっかりされているかと思います。 
その上で、改めて対策を見直すことが出来るポイントとしては以下が挙げられます。 

・新たな災害の可能性を考慮し、ルールやマニュアルをアップデート 
・防災備蓄品の見直し 
・事業所内外の安全化 
・従業員の意識向上 
 

上記の中でも、次の章では防災備蓄品の見直しにテーマを絞って見ていきましょう。 

 

 

防災備蓄品・飲料水を見直すポイント

まずは現状の把握を行ったうえで、種類の追加もしくは管理体制の見直しが可能かを考えていきます。 

 

①準備すべき内容を知る 

1-1 準備すべき防災備蓄品の内容 

 □食料品・飲料 
 □避難用品(ヘルメット・ライト・軍手など) 
 □防寒グッズ・医療品・衛生用品(簡易トイレなど) 
 

1-2 数量の目安 

東京都の場合「東京都帰宅困難者対策条例」で「従業者の施設内での待機を維持するために、従業者の3日分の飲料水、食料、その他災害時における必要な物資を備蓄するよう努めなければならない」と定めています。同様に各自治体が条例で事業者が準備すべき防災備蓄品の目安を発表しています。 

例:従業員数が100名の企業の場合
「100名×3食×3日分」の備蓄が必要になってきます。 
ひとえに備蓄といっても、飲料・食品・防災グッズなどによって量も異なりますし、優先順位をつけて揃える必要があります。 
飲料水であれば、1人あたり1日3L(計9L分)、食品は毎日同じだと飽きるので色んな種類を揃えたい、簡易トイレは1日5回分(計15回分)を準備するとして…など細分化して考えてみましょう。 

参考:東京都帰宅困難者対策条例」

 

②現状の把握 

必要数の目安が分かれば、現状の把握をします。 
数量や保管スペースなどを考慮して、改善出来る点がないかを確認します。 
また、ルールが曖昧な点があればこれを機にマニュアルも見直しましょう。 
 

2-1 防災備蓄品の内容の棚卸し 

・どこの会社からどのような備品を購入しているか 
・追加すべき備品、または数量過剰な備品はないか 
・賞味期限の管理はどのように実施しているか 
・賞味期限が近い備品の処分方法、再発注のスキーム 
 

2-2 防災備蓄品の管理体制の確認 

・管理担当者は誰か、取引業者の確認 
・災害発生時には誰がどこから何の備品を持ってくるか 
・担当者が不在時はどのように対応するか 

 

③改善出来る点がないか見直す 

3-1 保管場所の見直し(アクセス・分散) 

備蓄品の保管場所は適切でしょうか?災害が起こった際にすぐ必要になる備品は、1階に保管するのが一般的です。 ただし、1階だと浸水の際に被害を受ける可能性がありますので、2階以上にも備品を分散させたほうが良いでしょう。
 

3-2 予算・防災備蓄品の見直し 

「現状準備している防災備蓄品以外にも必要な備品が無いか」「追加すべき内容があれば、予算はどう調整するか」などを検討します。あれもこれも、と多くの種類を準備しようと思うと予算オーバーになりますが、従業員様の安全のためには出来るだけ多くの種類を準備したいところです。そのような場合は、個別に購入するのではなく、従業員一人一人に配れるタイプの防災備蓄セットを購入するのも良いでしょう。他社事例などのノウハウもある外部業者に委託することで、面倒な業務を削減することが可能です。予算と必要数に応じて何社かに相談し、改善策を探すのもおすすめです。 

 

 

ダイドーから防災備蓄のご提案

実はダイドードリンコも「災害救援自動販売機」を通じて企業防災のお手伝いをさせていただいております。
「防災備蓄品は揃えているけど、飲料の保管場所が限られている」「準備するのは水だけでいいのかな?」といったお悩みはありませんか?
実際に導入・使用いただいた事例と合わせてご紹介いたします。 

 

①災害救援自動販売機とは(種類と使い方) 

災害救援自動販売機は、通常時は普通の自動販売機としてご利用いただき、有事の際に自動販売機内から飲料を無償で搬出できる自動販売機です。 

災害救援自動販売機には、以下の2つ種類があります。 

 

1:乾電池式 

 

2:ハンドル式  

 

使用手順

 

災害救援自動販売機の設置には本数と設置場所に関していくつかガイドラインがありますので、ご検討の際にはお気軽にお問い合わせください。弊社担当者にて場所確認など対応させていただきます。  

特集ページ:災害救援自動販売機

 

 

 

②導入・使用事例 

実際に災害救援自動販売機を導入・活用いただいたお客様の感想をご紹介いたします。 

 

導入事例(しらゆり園様)

インタビュー記事はこちら

◆導入の経緯:

東京ビッグサイトで行われた「福利厚生EXPO」で災害救援自動販売機の存在を知りました。地域の方々に施設を貸し出すこともあるので、地域の方々が避難されてきたときに便利に使えるだろうなと思い導入しました。 

◆導入の感想:

備蓄品の保管スペースを用意する必要がなく、有事の際にハンドルをまわせば携帯充電ができる点も魅力的です。 

 

使用事例(島根県雲南市 吉田総合センター様)

インタビュー記事はこちら

◆導入・使用の経緯:

10年ほど前に災害時の備えとして、備蓄している水以外にも普段利用している自動販売機で飲料供給源を確保しておくのは有益だと判断し、島根県雲南市内の指定避難所へ一斉に導入しました。2021年7月に大雨の影響で田井交流センターが指定避難所として開設した際に災害救援自動販売機を使用させていただきました。 

◆使用の感想: 

災害時に水だけでなく自動販売機でコーヒーやジュースを飲むことができたので、 「ほっとした」「元気が出た」と避難してきた住民の方々が言っていました。 通常の備蓄+災害救援自動販売機があったので、 飲料については非常に安心感がありました。

当時の写真(道路の様子)

 

③外部業者に委託するメリット 

ここまで、災害救援自動販売機の種類と導入事例をご紹介しましたが、最後に外部業者に委託するメリットについてご案内させていただきます。 

 

1:面倒な賞味期限管理・発注作業からの解放 

防災備蓄品を揃えるうえで面倒な作業は沢山あります。種類や数量の管理・賞味期限の管理・期限切れ商品の処分・新しい在庫の発注など… 

災害救援自動販売機であれば、常に新しい商品が自動販売機内に補充されるので、管理業務や発注業務の必要がありません! 

人事異動で総務担当が変わり、いつの間にか期限が切れている…といったトラブルからも解放されます。 

 

2:備蓄水の購入費用を削減し、他の用途に予算を使える 

備蓄水の準備が不要になった分、今まで用意できていなかった防災グッズの購入 など、他の用途に予算を充てられます。

予算不足・人手不足で今まで手が届いていなかった対策にも着手することができます。 

 

3:防災備蓄水の保管スペースが不要 

「備蓄水を保管するためだけに、会議室が1部屋つぶれた…」 そんな経験ありませんか? 

実際に必要な分の備蓄水を保管するとなると、横にも縦にもスペースが必要です。 そのスペースを少しでも節約するのに災害救援自動販売機は役立ちます。 自動販売機の中には約300本の飲料が入っているので、その本数分だけスペースを節約することが可能です。

(※自動販売機満タン時の在庫は約500本です。本数は商品補充のタイミングによって異なります。) 

 

4:季節に応じた温度帯で提供可能 

備品水はダンボールで常温保管していることがほとんどですが、災害救援自動販売機であれば、季節に応じた温度帯で飲料を提供することが出来ます。

夏の暑い時期であれば冷たい飲料でリフレッシュいただき、冬の寒い時期であれば温かい飲料で少しでも温まっていただきたいと思います。

種類に関しても、水だけでなくコーヒーやジュースも提供可能なため、実際に災害時に利用されたお客様からも安心したという感想をいただいております。

帰宅困難で不安な気持ちを、少しでも和らげるきっかけにお使いください。

 

 

定期的に見直すことが大事 

最近は定期的に日本各地で災害が起こっており、企業防災に終わりはないと実感しています。すでにほとんどの企業様が災害対策はされているかと思いますが、改めて現状を見直すきっかけになれば幸いです。 
 

 

この記事のポイント 
・以前と比べて、台風や豪雨など災害の種類が増えている 
・現状の見直しが有効 
・今ある防災備蓄品で十分か?保管場所は問題ないか? 
・社内ルールは周知徹底出来ているか? 
・外部業者に委託するのもひとつ 

 

 

まとめ 

本記事では、企業での防災対策の重要性、そして具体的にどのような対策が可能かについて、事例を交えて解説しました。防災対策について考えるうえで、 定期的に現状を見直すことが必要であることを再認識することができたかと思います。今後も、企業が積極的に防災対策に取り組み、地域社会に貢献することが求められます。準備をされるうえで、少しでもダイドードリンコがお役に立てますと幸いです。 

 

この記事を書いた人

ダイドードリンコ株式会社 平尾

新卒入社後、自動販売機の新規営業を4年半経験し、

現在は設置事例インタビューや関連記事の執筆を担当しています。

本記事がDyDoのユニークな自動販売機を知っていただくきっかけになれば嬉しいです!

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