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なぜ!?Osaka Metroはなんば駅のど真ん中に「紙おむつ自動販売機コーナー」を設置したのか?担当者様にインタビュー!~大阪市高速電気軌道株式会社~

2023/01/13

 

駅ナカを活用した新たな価値提供をめざし、
サービスのバリエーション拡大に取り組んで
いきます!」

 

 

課題結果

駅の利便性向上(SDGs)

新しい価値提供

飲料だけではなくベビー用 紙おむつとおしりふきを販売できる自動販売機の設置で、子育て世代のお客さまが便利に使っていただける環境作りを実現!

商品のバリエーションも豊富に!

 

導入サービス:ベビー用 紙おむつ自販機

 

 

【ベビー用 紙おむつ自動販売機とは】

「ベビー用 紙おむつ自動販売機」は飲料と紙おむつのコラボレーションを実現した自動販売機です。飲料は、ダイドードリンコのお茶・紅茶飲料、水、スポーツドリンク類、果実野菜飲料などを販売し、大王製紙のベビー用紙おむつ「GOO.N(グ〜ン)2枚入り」(パンツタイプMサイズ、Lサイズ 各240円)「GOO.N(グ〜ン)肌にやさしいおしりふき70枚入り」(240円)を販売します。

ベビー用 紙おむつ自動販売機の最新ニュースはこちら

 

 

導入の経緯・決め手

―どのような経緯で紙おむつ自動販売機を導入されましたか?

弊社ではOsaka Metro全駅のバリアフリー化を進めており、エレベーターの整備やトイレのリニューアルなどを実施しております。トイレに関しては、全駅でおむつ交換シートを備え付けた多機能トイレを整備しました。

そんな中、DyDoさんから紙おむつ自動販売機をご紹介いただきました。多機能トイレに近いところに紙おむつ自動販売機を設置すれば、地下鉄をご利用される子育て世代のお客さまにも便利にご利用いただけるのではないかと思い、導入させていただきました。

公園が近くにある駅や、住宅が多い駅をピックアップして、第1弾として2021年3月に住之江公園駅、西長堀駅、扇町駅の3駅に設置し、2021年12月には第2弾として西梅田駅、北浜駅に設置しました。

 

第1弾・第2弾の販売が好調でしたので、2022年4月にはなんば駅の区画に「紙おむつの自動販売機コーナー」をOPENしました。今ではおむつだけでなく、お菓子やストッキングも販売しております。

※2022年12月時点では6駅に設置中

 

なんば駅「紙おむつの自動販売機コーナー」

 

―導入の決め手は何でしたか?

商品のバリエーションを増やしながら、SDGsの取り組みも合わせて出来る点が弊社の方向性とマッチしました。SDGsという観点で取り組みを進めていく中で新しい切り口を求めていたので、目新しさもありつつお客様の利便性向上につながる点が良かったです。

駅に導入したタイミングは、DyDoさんが子育て支援自動販売機を開始してから比較的早い段階でしたので話題性もありました。

今でもDyDoさんから時々メディア取材の依頼もいただいておりますので、反響があったと感じております。

 

 

導入の効果

―実際に導入されていかがでしたか?

販売実績から多くのお客さまにご利用いただいていることが分かりました。

駅の近くにお住まいのお客さまだけでなく、レジャーやショッピングで駅をご利用になるお客さまにも使っていただいておりますので、便利と思っていただいているのかなという印象です。

お客さまに便利にご利用いただけることが導入の目的でしたので、達成出来て良かったです。

 

デザインは何種類かDyDoさんからご提案いただいたものを社内で選定し、今のピンク色のデザインになりました。目を引くデザインなので、普段と違う印象の自動販売機を見て立ち止まられるお客さまもいらっしゃいます。

 

ラッピングデザイン

 

―商品ラインアップに関して、販売の傾向や感想はありましたか?

月によって異なりますが、北浜駅ではおしりふきがよく売れているなど、意外な発見がありました。

今まで認知されていなかった方にも広がっているのかなと感じております。

社内からは「商品のバリエーションが増えて嬉しい」「便利になった」などの感想や「おむつの他に生理用品など対面では買いづらい商品があると利用が高まるのでは」などの意見がありました。

 

―Osaka MetroではDyDo以外にもユニークな自動販売機を設置されていますが、どのような思いで企画をされていますか?

「今までないようなサービス」をお客さまに提供できたらと思いながら企画を進めております。

直近では、なかもず駅に生搾りオレンジジュースと冷凍ケーキの自動販売機を設置しました!

DyDoさんの紙おむつ自動販売機と同じく目を引くデザインなので、写真を撮ってSNSで投稿していただけるなど「今の時代ならでは」の広がり方でご利用も増えております。

 

通勤・通学や観光など、様々なシーンでのご利用が想定される駅空間において、ユニークな自動販売機を展開することで、ますます多様化するお客さまのニーズに応えられたらと思っております。

 

 

おすすめポイント

―DyDo自動販売機のおすすめポイントを教えていただけますか?

「不特定多数のお客さまに向けて、便利に使っていただけるサービスを提供できる点」です。

なんば駅では飲料やおむつ以外にもストッキングやお菓子も販売していただいておりますが、通勤や観光などで利用される不特定多数のお客さまに向けて飲料以外の商品を提供出来ています。周辺にお店がないけどほしい時に、それが自動販売機で買えたら、お客さまにとってはありがたいことだと思います。

おむつの販売に関しては、これからSDGsという点で取り組みを進めていかれる拠点様にとって子育て世代に向けてのアピールになる点がおすすめです。

 

―最後に、今後の展望を教えてください!

弊社のめざすところは、駅を中心として提供できるサービスを広げ、今までないような新鮮な話題を提供することです。

DyDoさんの紙おむつ自動販売機がそのうちの1つですが、新しい切り口で、今後も価値提供をさせていただければと思っております!

 


大阪市高速電気軌道株式会社

取材にご協力いただき、ありがとうございました。

 

 

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お客様プロフィール

大阪市高速電気軌道株式会社 様

大阪市内を中心に、地下鉄・ニュートラムの計9路線を運営しています。Osaka Metro(オオサカメトロ)の愛称で親しまれ、1日平均約182万人(2020年度実績)のお客さまにご乗車いただいており、大阪の交通インフラを支えています。また、鉄道事業以外にも、MaaSの推進、沿線エリアの開発、夢洲への延伸、SDGsへの取り組みなど様々な事業を展開しています。Osaka Metroは、「交通を核にした生活まちづくり企業」として、大阪から元気を創りつづけます。

※記載の内容・お役職等の情報は、2023年2月取材時のものです

担当者:仲尾 様、内田 様

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