開発物語 vol.1 おしゃべり機能
声優さんの心のこもったメッセージで、個性あふれる自販機を全国に展開中!

ポイントカードがきっかけとなった おしゃべり機能

業界の競合が激化する中、自販機は1990年代後半からダウンサイジング(省スペース化)とコストダウンが進み、デザインもシンプルで味気ないものになろうとしていました。
そこで当社が、消費者の皆様とコミュニケーションをとるために着目したのがポイントカードと音声機能!おしゃべり機能 - 装置
ポイントカードは商品を購入する毎にポイントを加算していくサービスですが、その説明に音声ガイドを導入し、自販機を『お客様をナビゲートする能動的なセールスマン』に進化させたのです。
今でこそ当社自販機のお楽しみ機能として一人立ちした おしゃべり機能 ですが、実はポイントカードがきっかけとなって開発されたものだったんですね。

25年前は失敗? 教訓を生かして肉声とアイデアで成功!

かつてのおしゃべり機能の看板声で説明する自販機は、当社でも25年ほど前に設置していた事がありますが、当時は機械がしゃべる事になじみが無く、「気持ち悪い」とか「うるさい」など、なかなか受け入れられず、以来、自販機がしゃべることは業界のタブー!?とされてきました。
しかし、25年経った世の中を見ると、銀行のATMや駅の券売機など、しゃべる機械はいくらでも世の中にある...。そこで改めて考えました。「今ならしゃべっても違和感無いんじゃないか」と。
とは言うもののしゃべるのは自販機です。より温かみを出すために無機質な合成音声では無く、人間の声を使うことにしました。実際に、声優さんに感情を込めていただき、まさに自販機の前にいるお客様に語りかけるように収録しました。開発当時は、女性の声で30フレーズの標準語を展開。するとすぐに、「自販機にいってらっしゃいと言われるのが日課になりました」とか「ビックリしたけど楽しいですね」というお客様からの嬉しいお知らせが、ホームページなどに寄せられ、手応えを実感したのでした。

かつてのおしゃべり機能付き自販機

親しみやすい関西弁で、大ブレイク

その後、テレビなどで関西弁が日常会話的に使われていることをヒントに、誰が聞いてもわかりやすい関西弁のおしゃべり機能を追加。全国の自販機に導入しました。フレンドリーなイメージと軽やかな男性の声で親しみやすいイントネーションが話題となり、おしゃべり機能が市民権を得つつあるなと感じたのもこの頃です。名古屋弁のおしゃべり機能
2005年になると、外国語をしゃべる自販機の登場です。英語・ポルトガル語・中国語を、観光客などが多く訪れる地域に設置。同時に、標準語バージョンには、年末年始やクリスマスといった季節のイベントにも対応したフレーズを加えました。さらに津軽弁、名古屋弁、博多弁なども加わり、より地域色を強めたおしゃべり機能が登場し「今度、博多に行くんですが、博多弁をしゃべる自販機はどこにありますか」という問い合わせが来るほど話題性がUPしています。

いつまでも親しんでいただく創意工夫が肝心

開発者近影現在では、ポイントカードにメモリ機能を持たせ、「よくお会いしますね」とか「おひさしぶりです」など、ポイントカードのご利用頻度に沿ったメッセージをお伝えする機能を付け加え、お客様に当社自販機をより身近に感じていただけるよう創意工夫しています。
また、ホームページなどに「今度は○○弁を」とか「東京で博多弁や津軽弁が聞けたりすると嬉しいです」といったリクエストを多数いただいておりますので、そういったお客様の声を上手く反映させながら、これからもおしゃべり機能を発展させていきたいと思います。
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