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健康づくり

65歳以上は要注意!命を守る「肺炎」予防

高齢になるほど死亡の危険性が高まる肺炎

肺炎とは、細菌やウイルス感染などさまざまな理由で肺に炎症が起こっている状態で、一般的には急性の感染症の場合をいいます。主な症状は、発熱、咳、たんなど。風邪とよく似ていますが、肺炎は入院が必要なほど重症化する場合があり、まったく別のものです。
肺炎と風邪の違いは炎症が起こる部位
死亡原因に占める順位は全体で4位ですが、肺炎で亡くなる日本人の約98%が65歳以上。高齢になると特に注意が必要なのです。
肺炎の原因は
風邪やインフルエンザ、加齢による体力の衰え、糖尿病、呼吸器や心臓の持病などが原因で、身体の抵抗力(免疫力)が弱まっているときに、細菌が肺に入り込むと、細菌が増殖し肺炎を発症します。
肺炎の原因
高齢の方が肺炎になると、こんなことも
高齢の方が肺炎になると、こんなことも①入院により足腰の筋肉が衰える
②入院により認知症になる可能性がある
③糖尿病の方は、その病状が悪化する
④心筋梗塞などの心臓の病気、脳卒中にかかりやすくなる
発熱や咳、たんなどの症状があまりみられず、肺炎と気づかないうちに重症化する危険性も。一番の対策は「予防」です。

肺炎予防、3つのポイント

①毎日の感染予防
  • うがい、手洗い、マスクの着用をしっかりと行いましょう

    うがい、手からい、マスクの着用をしっかりと行いましょう
  • 口腔内を清潔にする

    口腔内を清潔にする
  • 誤嚥(ごえん)を防ぐ

    誤嚥(ごえん)を防ぐ

誤嚥(ごえん)性肺炎を予防しよう

咳や、飲み込む機能が弱くなり、誤って唾液や食物が気管に入ってしまうことを誤嚥といいます。その際、口の中の細菌なども気管に入り、誤嚥性肺炎を引き起こすことがあります。
また、夜眠っているときに、唾液が少しずつ気管に流れ込むこともあり、唾液に細菌が含まれていると、肺炎の原因になります。口腔の清潔を保つことが安全かつ効果的な予防法です。
②予防接種を受ける
予防接種を受ける

肺炎を起こす原因菌で最も多いのは「肺炎(はいえん)球菌(きゅうきん)」といわれています。肺炎球菌感染症は重症化しやすく、現代でも危険な感染症です。予防の方法として、「成人用肺炎球菌ワクチン」があり、65歳以上は接種を強く推奨されています。

また、インフルエンザをきっかけに肺炎にかかる人も多いことから、インフルエンザの予防接種も肺炎予防には大切です。

③免疫力を高める
規則正しい生活 規則正しい生活

バランスのとれた食事、1日6~8時間の睡眠をとりましょう

持病の治療につとめる

持病がきっかけで体調が悪化、免疫力が低下することもあるので、しっかりと治療を

禁煙 禁煙

たばこは免疫力を低下させ、気管や肺にも悪い影響を及ぼします。

年齢を重ねると、ちょっとしたことがきっかけで肺炎を引き起こしやすくなり、急激に症状が進むことがあります。命に関わる場合もあるため、気になる場合は、早めに医師に相談してください。

2021年11月25日

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